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ミステリーを主にさまざま文学作品をご紹介していきます

もし犯罪の才能を数値化できたら?「サイコパス」についてあらすじなどを解説!!

「サイコパス」というタイトルの漫画は、アニメや映画などのメディアミックス作品としても有名なサイコサスペンス作品です1。原作はサイコパス製作委員会で、漫画版は斎夏生が作画を担当しています2

あらすじは、近未来の日本で、人間の心理状態や性格を数値化するシステム「シビュラシステム」が導入された世界を舞台に、犯罪者の心理状態を測定する「犯罪係数」が高い人間を「サイコパス」と呼び、そのサイコパスを捕らえるために特別な部署「公安局刑事課一係」が活動するというものです3

主人公は、新人の刑事である常守朱と、彼女の指導係であるサイコパスの執行官である狡噛慎也です。二人は、シビュラシステムの監視下で、犯罪係数が高い人間を追跡し、逮捕するか、あるいは殺害するかの判断を下す「ドミネーター」という銃を使って、様々な事件に挑んでいきます3

漫画は、アニメの第一期と第二期の間に起こった事件を描いた「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰」2と、アニメの第三期の前日譚となる「PSYCHO-PASS サイコパス ASYLUM」4の二つのシリーズがあります。どちらも、シビュラシステムの正義と矛盾に直面する刑事たちの苦悩や葛藤を描いています。

サイコパス」は、社会システムや人間の心理に関する深いテーマを持つ作品で、登場人物の魅力や緊迫感のあるストーリーも魅力的です。サイコパス漫画のファンや、サスペンスやミステリーが好きな方におすすめの漫画です。👍

吸血鬼に支配された世界の少年たちのあがき「終わりのセラフ」についてあらすじなどを解説!!

この漫画のテーマは、吸血鬼に支配された世界の少年たちのあがきです。突然発生したウイルスにより大人たちが死に絶え、人間社会が崩壊した後、残された子供たちは吸血鬼たちに捕らえられ、血液を提供する代わりに生かされるという家畜同然の生活を送っていました。その中の一人、百夜優一郎は「家族」である百夜ミカエラたちと共に地下からの脱出を図りますが、ミカエラたちは吸血鬼たちに殺され、優一郎は唯一地上へ帰還します。それから4年後、優一郎は吸血鬼への強い憎しみを胸に秘め、日本帝鬼軍に加入し、吸血鬼殲滅部隊の戦いに参加します。しかし、彼は知りません。死んだと思っていたミカエラが吸血鬼として生きていることを。

能力の演出が秀逸!!「炎炎ノ消防隊」についてあらすじなどを解説!!

この漫画のテーマは、能力の演出が秀逸です。全身に炎をまとう怪物「焔ビト」と、その脅威から都市を守る特殊消防隊の戦いを描いたダークファンタジーです。登場人物たちは、炎を操る第三世代や、炎に対抗する第二世代の能力者であり、それぞれに個性的な技や戦闘スタイルを持っています。炎の描写や動きは迫力満点で、読者を魅了します。

主人公は、第8特殊消防隊に所属する少年・森羅日下部です。彼は、足から炎を出すことができる第三世代の能力者で、「悪魔の足跡」と呼ばれます。幼い頃に家族を火事で失った彼は、ヒーローに憧れて消防隊に入りました。しかし、彼はやがて、焔ビトの秘密に関わる組織「伝導者一派」との戦いに巻き込まれていきます。彼は、仲間たちと共に、焔ビトの謎や、自分の過去に隠された真実を解き明かしていくのです。

今まで見たことのないデスゲーム×サッカー漫画!!?「ブルーロック」についてあらすじなどを解説!!

この漫画のテーマは、デスゲーム×サッカーです。日本フットボール連合は、W杯優勝のために最強のストライカーを育成するプロジェクト「ブルーロック」を始動します。300人の青少年FWが集められ、ブルーロックと呼ばれる施設に閉じ込められます。そこでは、自分以外の全員を敵とみなし、自分だけがゴールを決めることを目指すという、過酷なサバイバルゲームが繰り広げられます。最後に残った一人だけが、日本代表のエースストライカーとなることができます。

主人公は、無名の高校生FW・潔世一です。彼は、ブルーロックに参加することで、自分のサッカー人生を変えるチャンスを掴みます。しかし、彼は、ブルーロックの中で、自分の才能や信念、仲間や敵、そしてサッカーとは何かについて、様々な試練や衝撃に直面します。彼は、ブルーロックを生き抜き、最強のストライカーとなることができるのでしょうか?

「ブルーロック」は、サッカーというスポーツを通して、人間の欲望や闘争心、個性や成長を描いた、熱くてスリリングな漫画です。登場人物たちの魅力的なキャラクターや、迫力ある試合シーン、そして予想外の展開に引き込まれます。サッカー好きはもちろん、そうでない人も楽しめる作品です。

羽川翼の葛藤と本心「猫物語」(上下)についてあらすじなどを解説!!

猫物語」は西尾維新の小説を原作とした漫画です。〈物語〉シリーズの一部で、羽川翼という優等生の少女が猫の怪異に関わる物語です。上下巻に分かれており、それぞれ「つばさファミリー」と「つばさタイガー」というタイトルがついています。漫画は大暮維人が作画を担当しています。

阿良々木暦の原点「傷物語」のあらすじなどを解説!!

あらすじは、高校2年生から3年生に進級する前の春休みに、阿良々木暦が吸血鬼になった経緯が描かれています。暦は、四肢を失った美しき女吸血鬼、キスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードに出会い、彼女の血を吸わせることで命を救います。しかし、その代償として、暦は人間ではなくなってしまいます。暦は、キスショットの四肢を奪った3人の吸血鬼ハンターと戦い、彼女の力を取り戻すことで、元の人間に戻ろうとします。その過程で、暦は同級生の羽川翼と親しくなり、彼女もまた怪異に巻き込まれていきます。最後には、キスショットの真意と暦の選択が明らかになります。

終わり方まで完璧な「コードギアス映画版」あらすじなどを解説!!

コードギアス映画版」は、2017年から2018年にかけて公開された劇場総集編三部作と、2019年に公開された完全新作劇場版の総称です。作者は谷口悟朗で、角川書店月刊ニュータイプに連載されました。全4話です。

劇場総集編三部作は、2006年から2008年にかけて放送されたテレビアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」と「コードギアス 反逆のルルーシュR2」の内容を再構成したもので、一部の展開や設定が変更されています。完全新作劇場版は、劇場総集編三部作の続編として、テレビアニメの結末から2年後の世界を描いています。

あらすじは、神聖ブリタニア帝国に反逆した少年ルルーシュが、ギアスと呼ばれる特殊な力を使って、仮面の男・ゼロとして世界を変えようとする物語です。ルルーシュは、ブリタニア帝国の第11皇子でありながら、母親の死の真相を探るために帝国に反旗を翻します。彼は、日本を占領下に置いたブリタニア帝国に抵抗する日本人たちを率いて「黒の騎士団」を結成し、ブリタニアの皇族や軍人と激しく対立していきます。その中には、ルルーシュの幼なじみでありながらブリタニア軍に所属する枢木スザクや、平和を望む皇女ユーフェミア、ナナリーなど、ルルーシュと深い関係にある人物も多くいます。ルルーシュは、自分の目的のためには手段を選ばず、時には仲間や敵をも犠牲にすることもあります。しかし、彼は最後には自らの命を賭して、世界に平和をもたらすという壮大な計画を実行します。その計画の名は「ゼロ・レクイエム」です。

完全新作劇場版は、ゼロ・レクイエムから2年後の世界を舞台にしています。ルルーシュは死んだと思われていましたが、実はC.C.の力によって生き延びていました。彼は、ゼロとして世界を変えた後、自分の存在意義を見失っていました。そんな彼の前に、ゼロとしてのスザクが現れます。スザクは、ルルーシュの妹であるナナリーが、謎のナイトメアフレームに攫われたと告げます。ルルーシュは、ナナリーを救うために、再びギアスとナイトメアフレームを駆使して戦いに身を投じます。その戦いの中で、ルルーシュは、自分の生きる意味や、ギアスの秘密に迫っていきます。