本棚

ミステリーを主にさまざま文学作品をご紹介していきます

不登校中学生の経験    自分のために自分と向き合うーはてなブログー

「これからどうすればいいんだろう」


こんな言葉が、口癖だった気がする。

いつも誰かの視線を気にしていて、


その誰かに、いつも怯えている。


そんな毎日をただ、無気力で過ごしている。

椅子に座ってゲームをする。


ただ、この現実から逃れたいから、

 

ただそれは、一時的なものにすぎなくて、

また、いつもの無気力な毎日に引き戻されて、

また私は、自分を責める。

ある日学校から電話がかかってきたと、お母さんが言う。

お母さんは、毎日起こしに来る。

そして学校に電話する、最初はしていた電話も、今はしなくなった。

学校からの電話は、学校に放課後登校してみないか?


という内容で、私は、暗くなるまで待ってから登校することにした。


部活動をやっている同級生たちが見える、またため息をつく。

身体がまた重くなった気がする。

それでもあの毎日よりはと思い、不登校になって初めて学校に登校した。

校門の前で、立ち止まる。遠目で学校の様子をみて同級生がいないか確認する、どうやらいないみたいだ、学校に入ると先生に会った。

先生は私の顔を見ると、笑顔で最近何があったと聞いてきた。

私は最近、無気力で過ごしていることを話した。少し、身体が軽くなった気がする。

それからは、何度か学校に登校するようになった。


私はこれからどうすればいいのか、

この誰にも聞けなかった悩み事をきいてみることにした。


すると先生はそれは、自分で答えをみつけることが重要だといってきた。
その答えを聞いて私は̪釈然としない思いだったが、自分と深く見つめあってみることにした。

また、身体が軽くなった気がして、私は不思議とうれしくなった。


自分と向き合ってみると、自分は思っていたよりも臆病なことに気付いた。

僕はいつも自分の中の自分と話し合って今の言動は大丈夫だっただろうかともう一人の自分から責められる。そしていつも不安になる、だからすごい疲れる。

このことを家族に話してみた。
hspを疑われた。
hspについて調べてみた、hspとは周りの音や物事に対して凄く敏感に反応してしまう気質らしい、僕は友達が少ないその原因はhspにもあるかもしれない。

そう思うと虚しくなった。

それからしばらく学校に放課後登校するようになった。
先生に自分の日常を話したり、自分の悩みを相談する日々が続き、
少し経った頃から自分の中の自分と相談し、自分のために自分の苦手なこと自分の得意なことに挑戦する日々が続いた。

最初はこれからの事を考えてしまいまい、上手く集中できなかった、
しかし続けることで、自分の中で割り切れるようになった。
しかし悩みはいつも何をしていても、まとわりついてくる。

これからどうすればいいのかそれは自分にしかみいだせない。

  • これからどうするか


先生はそう言っていたけどこの悩みがとれるようにするには、
やはり学校に通うしかないのかなと思うようになる。
自分と向き合い、自分の苦手な塾に通い、自分の得意なテニスクラブに通い、
悩みがすこしでも薄くなればいいなと思ったけど、まだぬぐいきれない悩み。

 

そんな中先生が本を読むことを進めてくれた。
最初はすこしかじる程度で終わると思ったけど、「夢をかなえるゾウ」や「十角館の殺人」などジャンルはバラバラだけどこの本を読むということは、僕にはあっていたのかもしれないと今では思うことができる。

また、それから少し経ち、中学三年生になり、卒業の時期が近づいて来た頃、

僕は通信制の高校のオープンキャンパスに来ていた。
今まで自分が前に進んで来た事を無駄にしないために、僕は、自分のためにまた前に進む。

それから数ヶ月たち、僕は中学校を卒業した。
 お世話になった先生と別れこれまでの事を振り返り、今までの経験を振り返り、僕はこの三年間の経験を誰かのために活かしたいと思い、ブログを始めた。