こんにちは、アニメ好きの皆さん。今回は、ゲームを原作とするアニメ「Fate」シリーズについて、その全容とあらすじを分かりやすく解説します。2024年夏には、新作アニメ『Fate/strange Fake -Whispers of Dawn-』が放送される予定です。これから「Fate」シリーズに挑戦しようと思っている方や、既にファンの方も、この記事を参考にしてください。
「Fate」シリーズとは
「Fate」シリーズとは、奈須きのこがシナリオを担当したビジュアルノベルゲーム『Fate/stay night』を原点とするメディアミックス作品群です。2004年に発売された『Fate/stay night』は、魔術師と英霊が聖杯をめぐって戦う「聖杯戦争」という設定が話題を呼び、大ヒットしました。その後、同じ世界観を持つ派生作品やスピンオフ作品が多数制作され、アニメや映画、ゲームなどのメディアミックスも展開されています。
「Fate」シリーズの魅力は、歴史的な英雄や神話のキャラクターが現代に召喚され、それぞれの個性や能力を発揮して戦う様子や、魔術師と英霊の絆や葛藤、そして聖杯の真実に迫るストーリーなどです。また、作品ごとに異なるパラレルワールドや時代設定があり、多彩な展開や見どころが楽しめます。
「Fate」シリーズの見る順番
「Fate」シリーズは、原作ゲームの3つのルート(Fate、Unlimited Blade Works、Heaven’s Feel)や、それらとは別のパラレルワールドや時系列の作品があり、どの順番で見るべきか迷う方も多いでしょう。ここでは、初心者向けにおすすめの見る順番を紹介します。
原作ゲームのルートに沿った順番
まずは、原作ゲームの3つのルートに沿って、以下の順番で見るのがおすすめです。
- 『Fate/stay night』(2006年):原作ゲームのFateルートをアニメ化したもので、シリーズで最初にアニメ化された作品です。主人公で聖杯戦争に参加することになる少年・衛宮士郎と、彼と共に行動し、次第に恋愛関係となっていくサーヴァント・セイバーの物語です。
- 『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』(2014-2015年):原作ゲームのUnlimited Blade Worksルートをアニメ化したもので、士郎の幼馴染で魔術師の遠坂凛と、彼女のサーヴァント・アーチャーの物語です。士郎とアーチャーの関係や、聖杯戦争の真相に迫ります。
- 『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』(2017-2020年):原作ゲームのHeaven’s Feelルートを劇場版アニメとして3部作で完結させたもので、士郎のクラスメイトで魔術師の間桐桜と、彼女のサーヴァント・ライダーの物語です。桜の秘密や、聖杯戦争の裏に隠された闇に立ち向かいます。
この順番で見ることで、「Fate」シリーズの基本的な世界観や設定、キャラクターの関係性や成長を理解することができます。また、各ルートでは同じキャラクターでも違った側面や魅力が見られるので、楽しみ方も変わります。
時系列に沿った順番
次に、時系列に沿って、以下の順番で見るのもおすすめです。
- 『Fate/Zero』(2011-2012年):『Fate/stay night』の10年前に起きた第四次聖杯戦争を描いた作品で、士郎の養父である衛宮切嗣や、凛の父である遠坂時臣など、『Fate/stay night』の登場人物の過去や背景が明らかになります。また、セイバーの前のマスターである言峰綺礼や、桜の兄である間桐慎二など、『Fate/stay night』の重要なキャラクターの関係も描かれます。
- 『Fate/stay night』(2006年)→『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』(2014-2015年)→『Fate/stay night [Heaven’s Feel]』(2017-2020年):ここからは、原作ゲームのルートに沿った順番と同じです。『Fate/Zero』で知ったキャラクターのその後や、聖杯戦争の結末につながる展開を見ることができます。
この順番で見ることで、「Fate」シリーズの歴史的な流れや、キャラクターの因果関係や運命を感じることができます。ただし、『Fate/Zero』は『Fate/stay night』の前日譚として作られた作品なので、『Fate/stay night』のネタバレや伏線が多く含まれています。そのため、『Fate/stay night』を先に見たほうが、より楽しめるかもしれません。
派生作品やスピンオフ作品
最後に、『Fate/stay night』とは別のパラレルワールドや時代設定の作品を紹介します。これらの作品は、『Fate/stay night』と世界観を共有している部分はあるものの、基本的に独立した物語なので、どの作品から見ても楽しむことができます。好みの作風やキャラクターから選んで見てみると良いでしょう。
- 『Fate/Apocrypha』(2017年):第三次聖杯戦争(1930年頃)から分岐